ついにゲームデザイナーに関するテキストを公開することとなりました。
ゲームデザイナーという職種自体に関しては01 企画職を目指す人へのコーナーにも 書きますが、基本的にはゲームを考えるだけの楽な仕事じゃありません。
簡単に言えば・・ゲームにおける調整役とでもいいましょうか?その仕事のほとんどは企画書を考える以外のコトといっても 差し支えないぐらいです。

ですが専門学校などの学科説明などで、まるでゲームの企画書を書くには特別な能力が必要で、その特別な能力は専門学校でしか 身につかないように思わせる説明がよくあります。
当サイトのコンテンツは主にそんなゲームデザイナーに関する幻想や誤解を解くと共に、実際に必要になる技術を磨く前段階として 趣味のゲーム制作を続ける支援を行うことを目的に設置されました。
CGデザイナーを目指す方をメインに当サイトのコンテンツは構成されていますが、ただ単に上手くなったところで、 結局は上手くなるための時間稼ぎにゲーム会社が使われ、結局はイラストレーターやマンガ家になる・・というパターンが よくあるように感じます。

ゲーム制作にはそれなりに独自の楽しさがあるのですが、それが分からない人も多くいるように感じています。
それが残念で仕方がない・・・同時にそんな考え方でゲーム制作を軽く考える人材にはなって欲しくない。
そんな思いもこめてこのエリアを運営していきたいと思います。

ということで今回は最初・・ということで一番気になりそうなゲームデザイナーとしての就職方法
まあ会社の規模や方針によって微妙に違う部分もありますので、まずは就職するのが一番でしょう。

ゲームデザイナーとして就職する方法

    そもそも”ゲーム企画者”、”プランナー”などといった職業にはどうやってなったらよいのでしょう?
    専門学校には”ゲームデザイナー科”のような学科があってそういったところを卒業するのがいいような気がしますが、 それは大きな間違いです。
    可能性としてないことはないですが、基本的には就職出来ても雑用となるだけでしょうし、今のゲーム業界の現状では これすらも難しいことでしょう。
    また、一般的な人事面の傾向としてゲームなどをかなりやっているオタクは嫌われがちですし、いろんな遊びをしてき た高学歴者を採用する傾向が強いのです。
    これは新しいアイデアを必要とする点で重要ですし、事実ゲームをよくやっているオタクっぽい人の企画は”使い物に ならない”事が多すぎるのです。

    結論として、新卒でプランナーになりたかったら・・・
    ・勉強に頑張って出来る限りの高学歴を目指す。
    ・大学などに入ったら、出来るだけいろんな”楽しい”経験もすること。
    ・ついでにコミュニケーション能力も磨いておく。
    ・簡略化したゲーム画面程度は描けるようにしておく。(面白そうな企画書を書くには絵で説明する必要があるので)
    ・卒業したら知ってるメーカーにとにかく片っ端から受けてみる。
    ・駄目だったらあきらめる。

    ・・・厳しいようですが”確率論”としては以上が一番いいのが事実です。
    他業種からの転職・・という手も残されていますので、あまりゲームにこだわりすぎるのもよくないですしね。

他職種からの転職

    ゲームのプランニングというのは結構専門的な能力が必要になる面が多々あります。
    またプログラマーやデザイナーといった他の職種のスタッフやプロジェクトのスタートを決める社長を含めた上司の ”信頼”を得る必要もあります。

    その為、いきなり企画者を新卒で取るよりも、現状のスタッフの中で適任者を任命するケースが圧倒的に多いです。
    専門学校の中ではゲームデザイナー科と称していてもプログラムやデザインなどを教え、そういった専門職での就職を 目指すことの方が圧倒的に多いぐらいです。

    ここでは主にプログラマーからの場合とデザイナーからの場合を考えましょう。
    サウンドスタッフから・・という可能性もありますが、圧倒的に人数が少ないですし、サウンドスタッフは普通は 防音室で仕事をしていることが多いのでコミュニケーションの面で不利になることが多いですからね。
    その他営業スタッフからというのもアリでしょうが、これも営業の人間が開発と仲良く頑張る・・という傾向は あまり見かけませんので、結果的にほとんどありえないのが実情です。
    ただこの場合も、”売れそう”とか”売れなさそう”といった判断材料として営業の意見が尊重される可能性がある ・・という点だけ付け加えておきましょう。

    プログラマーからの場合
    メインをまかされるようなプログラマーが、ゲームデザイナーもしくはディレクターなどといった形になることは良くある ケースでした。
    でした・・と過去形で語るのも今ではゲームプログラムというのが高度かつ膨大になりすぎてしまった点にあります。
    昔はプログラマーからの転身組みというのはアセンブルレベルでガンガン叩いてハードの限界を引き出したゲーム制作の 分野で本領を発揮していたものです。ですが、いまではそういったことが出来るのは事実上ハードメーカーに関係が深い 会社のみで、その他のメーカーではバグだらけのライブラリを使って大量の人材でコーティングされたツギハギゲームを 作るのが精一杯というのが実情。
    新しいハードが出るのも早いので勉強は怠れないし、大規模化するゲームの現場では受身になりがち。
    今ではディレクターとして出世するよりもゲームメーカーを立ち上げてしまうケースの方が多いかもそれませんね。

    デザイナーからの場合
    3Dが普通になり、ビジュアル的に豪華になりつつある今のゲームからみれば、まとめ役としてはデザイナーからの転身と いうのは合っているようにも思えます・・・が、実際は会社の構造的な問題でなかなか実現しにくいようにも思います。

    そもそも現在の3DCGの時代に”変革”するにあたって、2Dデザイナーから3Dデザイナーへの組織的な変更が余儀なく された時代がありました。
    絵を作る・・という面では同じように思いますが、実際は”絵画”と”彫刻”ぐらい別のものだと言えます。
    それにしたがって多くの2D系デザイナーはイラストレーターなどに転向したという面もあります。また3Dデザイナーとして 路線を変更した者も、3Dのビジュアル時代になり多くの人材を必要としたため、組織として”歯車的”になりがちで、それを 嫌うスタッフはフリーランスになるなどして、キャリアの長いデザイナーが一気に減った・・という側面があります。

    元々芸術家肌というかまとめる調整役という面では元々あまり向いている職種・・とはいえない面が多々ある為、こういった職業 に合っている人材が少ない為、結果として可能性が低く見られているのが現在の状況ですが、今後変わってくるのでは?とも 考えています。

以上ゲームデザイナーになることを具体的に書いてしまいましたが、いかがでしょうか?
これら以外の可能性がないとはいいませんが、確率論としてこれが事実だと思ってください。

少なくとも毎日毎日ゲームのネタを考えているだけの仕事ではない・・ということだけでも分かってくれれば・・と思います。

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