あいかわらずゲーム企画者を目指している人は多くいます。
当サイトでは企画者向けのコンテンツはほとんどないかと思いますが、その理由は
企画者として必要とされる能力は高く、また見た目に分かりにくい能力だからです。
大体の場合、就職できる可能性があるのかないのかすら分からないことがほとんどで
ネットでそれらの能力を完全に鍛えることは不可能だと考えるからです。
その理由は大きく分けて三つ。ここでは、その理由について述べさせていただきますが、
あくまで私が考えるものです。能力的にこれらのものが自分に備わっている自信がある
のならばそれもいいでしょうし、間違っていると否定するのも自由です。
・職業に対する間違い
そもそも”企画”というのはどんな職業なのでしょうか?
ゲームの企画書を書く仕事でしょうか?違います。ゲームの内容を”具体的”に考え、それをスタッフに伝えることです。
そのために企画書があり、仕様書というものが存在しているのです。
考えることだけをやる人では決してありません。
では、一般的にその企画職のまとめ役<ディレクター>・・というものは分かりますか?まあ、会社によっても多少認識は違うかと思いますが、ゲーム開発のチームの中で1本ゲームを
制作するチームのリーダーということです。このディレクターはいわば会社の中ではゲームの”第○開発部”もしくは”第○開発課”の課長、もしくは部長の立場。
いわば幹部候補生と言い換えることも可能ではないでしょうか?
俺は絵も描けないし、プログラムも出来ないから”とりあえず部長になりたい”、”とりあえず課長になりたい”と言っているようなものです。
とはいってもゲームメーカーなどへの入社に当たって人事が実際に見るのは企画書の書き方等や人間性、自分自身のプレゼンテーション能力などですから、とりあえず入社させてみて適正を見なければいけない面もある訳ですからそんなに肩肘はる必要もないんですけどね。
・求人が少ない
少し調べてみれば分かると思うのですが、基本的には経験者もしくは高学歴者優遇という
部分があります。
前述のように幹部候補生という面もあるのですが、一般的に大きなメーカー以外では
開発の人員も少ない為、古株の開発スタッフなどがディレクターとして企画職をやったり
する場合が多々あります。
その為元々求人が少ないといった面が大きく、未経験応募可の求人を見つけることも難しい
ぐらいです。
また多くの人員を抱える大手メーカーというのはそれなりに知名度がある為人気が高く、
新卒でも高学歴かつ理論的な人材が好まれるといった実態もあるかと思います。
少なくとも、今企画の人間が1人だとして、10人にすれば10倍の速さで出来る訳じゃない
ことぐらいはお分かりいただけるのではないでしょうか?
プログラマーやデザイナーを増やせば、単純に○倍とはいえませんが”すごいグラフィック”や
”凝った処理”、”長く遊べる広大なステージ”にはつながりますが、
スムーズに制作ラインを動かせる必要以上の企画者はいらないのです。
・分かりにくい必要能力
デザイナーは基本的にデッサン力があって、上手くて早くてCGも出来るのが理想。
作品でインパクトを与えることが出来ればOKだし、プログラマーは例え絵がしょぼくても、
完成したサンプルゲームがあれば能力のアピールになります。
では企画者はどんな能力が必要なのでしょうか?
プレゼンテーションや折衝能力・・というのは特別な技術ではありません。
デッサン室の”01 はじめに”というテキストでRPGの職業に例えて説明しましたが、
企画者はロードぐらいに当たるのではないでしょうか?(力15知恵12信仰心12生命力15俊敏度14運15)
体力をデッサン力、俊敏度をストーリー構成力、知恵はコンピューター利用力に置き換えて
いましたが、企画者は絵(コンテ等)で説明する必要があるのである程度必要だし(パラメーター的には11ぐらいが納得?)、信仰心は折衝やプレゼンテーション能力ぐらいになるでしょうか?
性格は善でみんなの中心となって折衝に当たらなければいけないし、大きな国(大手メーカー)のロードとなるにはやはり貴族出身(高学歴)の方が有利だというのもピッタリ当てはまりそうです。
たくさんのゲームで遊んで”鑑定”する能力はさしてロードには必要とは言えず、どちらかというと
ビショップ(知恵12信仰心12)の能力は営業職に当たる際に必要かな?ぐらいで考えておいた方がよいと思います。
以上が私の考える企画者を目指す人に知っておいて欲しいことです。
オンラインでは直接会って指導できませんから、一番肝心になりそうな”折衝・プレゼンテーション能力”は
絶対に伸ばせないと思いますし、プログラマーやCGデザイナーに混じって仕事しないと学べないことも多くありますからここでは当面やることはないと思います。
理解すると同時に、もしあきらめられないのならば必要と思われる能力をベースに伸ばして”転職”を目指してみてはどうでしょうか?
本当に企画としてのアイデアがあるのならば、今の時代はWEB系のサービスで儲かる商売を考えて始める方がよりよい選択だと思いますけどね。頑張ってください。