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ということで今回は線画の修正方法・・っとその前に簡単にスキャナーで絵を取り込む方法も
書いておきましょう。
線画を取り込む
とりあえずスキャナーで取り込みます。
取り込むサイズはまあ、マシンのメモリーと相談して・・・ということになりますが、基本的には
実際に使う画面ザイズの1.5〜2倍程度のサイズで制作して最後に縮小するのが良いでしょう。
これは実際の絵においても関係しますので17インチの画面で見ることを前提とするならば、A4などの
サイズではちょっと小さいかもしれません。(相対的に線が太く感じる)
また印刷などの用途に使う場合は、A4サイズのプリンター出力で最低300dpiは欲しいところです。
(注:これはA4のスキャナーで取り込んでA4で出力する場合です。詳しい説明は省きますが”dpi”というのは
単位面積あたりのピクセル数を表したものですので、原画サイズが小さく印刷するサイズが大きい場合はもっと高い
解像度が必要・・ということになります)
スキャン時の設定はグレースケール(白黒)とこの解像度の指定以外は特に必要ないかと思いますが、
適当な”モアレ除去”を設定しておくといいかもしれません。
また絵柄によっては2値で取り込んで修正後縮小して使ってみるのもいいでしょう。
線画の修正
という訳でこんな感じです。元々はかなり大きなサイズでこの画面では分かりにくいのですが、
かなり汚れや鉛筆線の濃度のムラがあります。
そこでまずは全体的にコントラストを上げて、汚れを飛ばしてしまいましょう。
<フィルター><色調補正><自動補正>にて簡単に全体のコントラストを整えたのち、
<フィルター><色調補正><明るさ・コントラスト>で白を飛ばします。
本当はトーンカーブを使った方がより自然な感じに出来るかと思いますが、毎回同じ感じにするのは
面倒ですし、数値で手軽に修正したほうが特に大きなサイズの画像の時にはラクですからね。
とりあえず今回はこんな感じ、
鉛筆画なので多少強めでおおまかな汚れを飛ばしたのち、細かいゴミやはみ出しを修正していきましょう。
基本的にはあくまで気軽に彩色したいので、あまり神経質にならずに気になるところ修正したらガマンしましょう。
いまさら時間をかけて修正したところで、全体の絵の印象はさして変わりません。
どうしても気になるところが多いならパスツールなどを使って線を引きなおすか、原画を書き直しちゃう方がいいです。
時間をかけて線を引けば、もう一度自分の線の意図を再確認できるし、もう一枚描けばそれなりに画力の向上になります。
白の透明化
ここまで出来たら白い部分を透明化します。
まあこのままでいいならばレイヤーを乗算にすればいいのですが一応ね。
ファンファーレフォトグラファーの場合は色調補正の中にそのものズバリ”白を透明に”というメニューがあるのですが
、HYPERKIDにはありませんので代わりに<色調補正><色相の変換>を使います。

変換方法を(色→透明)スポイトで変換元の色である白を選択します。
許容量に関してはとりあえず最大にしておけばよいかと思います。
ちなみにこの方法は厳密に白が完全に透明色になっている訳ではありませんので、少し大きめで取り込んで縮小などして
変換しきれていない部分を目立たなくしたりレイヤーのモードを調整するなどしたほうがいいかもしれません。
他にもフォトショップのよくあるテクニックである”クイックマスクを使った方法”でもOKですよ。
おまけ
さて基本的には以上となりますが、残念ながら上手く生きた線が引けなかった時にはどうしましょう?
とりあえず一般的なCGテクニックとして色トレス線とぼかしのテクニックがあります。
よく言われる比較的メジャーなテクニックですので一応紹介しておきますが、こんなのは上手い線が引けなかった
負け犬のごまかしのテクニックなので、個人的にはオススメしません。いい線が引けなかったらおとなしく負けを認めなさい。
線をぼかして上手く描けてるように見えてるうちはいつまでも進歩がありませんよ。
・・・・・・ううっ、ごめんなさい。(反省)
ぼかし
ということで基本的には面倒なことはありません。VGAサイズで5mm程度ぼかすのは美少女ゲームのグラフィック
の一般的な手法だそうです。
とりあえず線画のレイヤーを複製して片方を<フィルター><ぼかし><ガウス>で適当にぼかしてやりましょう。
これにより線がやわらかくなり全体的に丸みを帯びた雰囲気になります。
ポップなイラストなどの周りを太目の輪郭線でなぞる手法などに近いですね。
通常の塗りでもぼかす手法は使えますが、出来ればぼかす方向なども考慮してぼかして立体感を出したいので、急いでいる
時以外は使わない方がいいでしょう。
色トレス
アニメ業界的な用語とはちょっと違いますが、主線の色をその物体の色に合わせて塗るテクニックです。
例えばレイヤーを透明色保護し、肌の線の色を茶色などで塗ったり青い部分の輪郭などを茶色で塗る手法です。(上の絵では線が太すぎて変になってしまったのでやってませんが・・)
これまた淡い感じになるので美少女CGには特に多いですし、他にもセル的な手法(アニメ業界的にはハーモニー処理?)
で描かれる背景画などにも使われることがあります。
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