ゲームデザイナーとかプランナーと呼ばれる職業につくにはどうしたらいいんだろうか?
結局新卒だと調整役や雑用係で、いろいろ気がきいて熱意のある、出来れば学歴もある人ということになってしまう。
消去法で専門学校で来たゲームデザイナー志望のヤツが人の言うこと聞かずにクラスメイトとゲームの攻略話ばっかりしてやがりますと「チミムリ」と正直に、言ってやりたくなっちゃいます。
とはいえ、そんなんでも講師としては入社させてあげたいですし、実質入っちまえばある意味調整役という事実はあるのでなんとかしてやりたい・・・ということで、最低目にとまる程度の企画書の書き方とか教えるんだけど、まあ企画書を書くことがゲームデザイナーになる方法じゃないんだよね。本当は。
最終的にゲーム制作の根幹に関わるにはディレクター的な役割にならなければいけないのだが、これは実質的に開発リーダー・・部長や課長みたいなものなので、いきなりなりたいというのが無謀な話。
じゃあムリじゃんということで、ひらすら企画書を書くしかないのかというとそうでもない気もする。
個人的に思っているゲームデザイナーの条件を今回書いてみたい。
■1年先が読めますか?
そもそもゲーム開発というのは最近は普通に1年以上はかかる。プロモーションなどのことを考えればなんだかんだで2年かかったりすることも。ということは企画というのは最低でもその開発期間より前にかかれていなければならず、仮に開発に2年かかるなら2年後に流行る(売れる)ゲームを"先読み"しなければいけないわけだ。
出来ますか?はあ、俺様はゲームの専門家?ああそうですか。
でも、ただ先読みしただけじゃダメで、どの程度の規模をゲームを何人でどれだけの期間で作れるのか計算する必要もある。
出来ますか?はあ、スタッフと時間を沢山かければいいものが出来る?まあそうですな。
で、あなたがいろいろ思いつくアイデアを実現するためには、その手間が必要だということを他の開発スタッフに納得させなければいけませんよ?
出来ますか?はあ、今までに多く売れた有名・名作ゲームなどにモチーフはある?
完成、シベリア超特急5!!(笑)
・・・まあちょっとアレな説明ですが、こういった時代の流れをしっかりと感じ取って、自分の責任で作れたり周りを説得する能力が必要になる訳です。自分じゃ何一つゲーム制作に直接関われない人間の企画書(2年後に流行るゲームの予想)を、だれが回りの人間が制作に賛成してくれるますか?はっきりいっておかしいでしょう、カテジナさん!?
これが、ゲームデザイナー・・というかディレクターが他の職種からジョブチェンジしなければいけない上級職であるが所以でもあります。
■予想を企画書に反映させてください。
新しいゲームを作るのには実はそんなに難しいことじゃありません。人にあまり求められていない要素を含めてゲームにしていけば新しいものは簡単に出来ます。また今売れるゲームの企画書だって、今自分がプレイしたいゲームを書けば、自分の感覚がよっぽどおかしくなければ、そんなに難しいことじゃありません。
ただ未来予想が難しいんですよ。同時に予想を他のスタッフがなかなか信じないから、2年後でもまだ流行っていそうな版権モノのゲームを作ったり、他のスタッフからダメだとは反対されにくい続編ゲームが中心になるんじゃなかろうか?
今ゲーム業界が一番の危機だと思えるところはそこなんじゃないのか?
会社レベルの自慰行為的続編ゲームの乱発や、売れることの責任を放棄した版権ゲーム、それに対してダレも反対できずに"ゲーム"としての質的低下が非常に問題です。
それに対して新しいことが言えるのは、会社組織内のしがらみがないうちこそがチャンスなんですが・・・難しいよねぇ。
まあ、結論を出すのは難しいのだが、ゲームデザイナーというのは会社のお抱え占い師みたいな存在だと考えて欲しい。
専門学校などの生徒を見ていると講師を言い負かせることが出来たらゲームデザイナーになれるとでも思ってるような輩が少なからずいるように思える。
会社にとっていい方向の提案をすることが重要です。プレゼンテーションで反対意見をねじ伏せるようなことは結局のところ詐欺師ですよ。
もちろん占いとっても胡散臭い印象はかわりないが、風水だって専門の占い師は著名な風水の先生のセミナーなどに勉強に行くし、高価な原書などを買ったり当然のように中国語も読めたりする。
一種の統計学と考えればこれはゲームデザイナーなどのトレンドの予想とあまり違わないんじゃないだろうか?
その為にはもっと全方位のエンターテインメントに注目し、楽しいをもっと理解しようとして欲しい。
日経エンタテインメントとかペラペラの業界紙だった頃に比べればずっと読みやすくなったと思うし、販促会議もいい雑誌だと思うのだが、そういうのを一切読まないで、この「企画書のゲームを作れば売れます」とか言われても開発スタッフの失笑を買うだけだとまずは分かって欲しいものです。