”ゲーム企画するならゲーム好きなほうがいいじゃない?”
”どうせならゲームに対して情熱のある人間を採用したい”
・・・とまあ、こんな理由からゲームクリエイターを目指す人に対してはっきり ”ゲームなんかしてる暇があったらゲーム作れ”とはいいにくい雰囲気もある訳ですが、 とりあえず私の意見としてはっきり言っておきましょう。

クリエイターを目指すならその時点でゲームばかりするな

でもこんなくだらんことを説明するのも、掲示板で噛み付いてくるオタクを説得するには結構骨が折れる。 現にゲーム業界で活躍している人だって、一般の会社員などと比べたらはるかにゲームやってるんだから。

そんな理由から長文になりがちなこの辺に関してもテキストにしておきます。

ゲームをプレイするのと作るのとは必要になる技術がまるで違います。

    そりゃそうでしょう。デバックの専門会社のテストプレイヤーだって、普通にゲームで遊んでるわけじゃありません。 作り方みたいなのがなんとなくイメージされているからこそ、処理上危ういところの見当だってつくなどの面があるわけですから・・。 ましてや普通に楽しむ分に関してはまったく立場が違います。
    よい映画を見て感動したり、ゲームで遊んで興奮する・・・・これは楽器と演奏家の関係かもしれません。
    演奏家がいなければ楽器はならないし、その逆もしかり。 勘違いしてはいけないのはその演奏を聞く人と演奏をする人の関係がクリエイターとプレイヤーの関係なのです。
    演奏家のみならず楽器や曲を作る人などに置き換えてもいいでしょう。

    これでなんとなく別の存在であり、演奏家になる為に練習したりとか楽器制作の修行をしたりとかが、音楽を楽しむことと 別の存在であることが分かるでしょう。

情熱が育つか?

    さて今度は情熱の問題。そもそもゲームが好きでないとゲーム制作においてすばらしい能力を発揮することは出来ない ・・・というのもまた一理あります。
    情熱は必要でしょう。ただ私はこれに関しても異議を唱えたいとおもいます。
    それは現状のゲーム市場が、続編やキャラクターのシリーズやスポーツなどの独創性リアリティを重視するものばかりに なってしまったせいです。
    こんなゲーム達でいくら遊んだところで、本当の意味での情熱が育つとは思えません。もちろんシリーズ物とはいえ プリミティブな面白さが失われてしまっていては人をひきつけるはずはありませんから、 全部がそうとは言えないのですが、今の売れているゲームの大部分が技術力によるものが大きい為に個人的には これらのゲームを”クリエイターを目指す人に”オススメしにくいのは事実です。

ということで結局はゲーム制作から逃げて欲しくはないんですよね。
タブン何をするにしてもアマチュアからプロになるにはそれなりに苦労があると思います。
本当に好きで好きでたまらなくて気が付いたらプロとして通用するだけの技術が見についていた・・・というのは それは才能なのかもしれません。技術を高める工程や上手くなっていくこと自体が楽しめるという才能。

基本的にはゲームは楽しませる為に作られているものです。
クリエイターを目指す!・・・そう思った時点でゲームで遊ぶことから少し離れてみてはどうでしょうか?
作曲家を目指しているのに他人の曲ばかり聞きながら自分の曲を作ったり、演奏家がバックに自分が演奏しなければ いけない曲以外のBGMを聞きながら演奏なんてムリでしょう?

一生ゲームをやるな・・とはいいません。ゲームを作る時間と楽しむ時間を分けることが大切です。 特にクリエイターを目指そう!と思った最初の頃はあえてゲームで遊ぶことからはなれて、ゲーム制作を楽しんでみてはどうでしょうか?

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