ここまではゲーム制作にあたって考えることや注意した方がいい事などに
ついて書いてきてしまいましたが、今回はもっとゲーム制作以外の可能性
について考えてみようかと思います。
いまじゃゲーム制作というのは一昔前と違って、パソコンで動作するもの
なら個人でも手軽にできる訳だし、パソコンの普及率もかなり上がってい
る訳です。
でも、なかなかメジャーなゲームコンテンツが増えない・・というのはど
うしてなのでしょう?
それは実際に制作するとその制作コストの割に合わないという点が大きい
のではないでしょうか?
特にこれだけ大規模なコンシューマーゲームが主流になってくれば、それ
に比べて個人の制作するゲームは"ショボイ"と思われても仕方が無い・・
といった面があると思います。それに対してなかなかお金を払おうという
気にはなれないでしょうし、金銭的にもまたゲームに対する反応としても
なかなか手ごたえが得られなくてモチベーションが下がってしまうといっ
た状況になっている気がします。
"商品"として売る以上、客の満足感を得ることが出来なければそれは商売
としては失敗だとも言えます。ですがインターネットの普及で、もっと気
軽にコンテンツを売るいろいろなチャンスに恵まれている環境だとも言え
ます。今までビジネスとして成り立たないようなジャンルでも、ちゃんと
買ってくれる人にアピールできることの方が大切なのではないでしょうか?
あるコンテンツを○万人に対して宣伝したとして、○パーセントの人が実
際に購入するなどのデーターを予測したりするなどして、どの程度のコス
トをかければよいのか計画的に制作したりするのが、これまでのコンテン
ツ事業でした。
ですがITバブルと呼ばれ、その企業コンテンツのほとんどが失敗しまし
た・・そもそも従来型の大量生産型のスタイルが通用しなかったのです。
ではどうしたらよいのでしょうか?
インターネットを使ってコンテンツを制作するということは、その集客の
為の宣伝・広告も自らが企画・制作し、前述の広告としてのコンテンツの
有効性を高めることも可能です。
そのためにはゲームにこだわらない・・というのも一つの手段ではないで
しょうか?
たとえば長編RPGを作りたい!と思う人がいるとします。
やはりシナリオが肝心だよなぁ・・と思っているならば、シェアウェア的
に小説を公開する。そのPRの為のサイトも制作するというのがまずは第
一歩。
それが本当によいものであれば、サイトのビジターはついてくるし自分の
経験にもなる。
そのうち挿絵を描きたいという絵描きも現れるかもしれないし、それをも
とにしたゲームを作ろうということになる可能性もあるでしょう。
自分のデザインしたキャラクターが登場するゲームがやりたい・・という
ならば、そのキャラクターをゲーム制作用ツール向けにCG素材として作
って公開する・・というのはのもあるでしょう。
今まで、会社の力(ブランド力)のようなものをあてにしすぎていたので
はないでしょうか?ゲーム会社に入れればスゴイゲームが作れる。大手出
版社から連載デビューできれば単行本になって印税生活できる・・とかね。
いわばそういった大量生産主義から開放されたデジタルコンテンツの可能
性が目の前に広がっているのにも関わらず、それにチャレンジしようとし
ないのは本当にもったいない気がします。
まずは自分にできることを確実にこなしてみて、WEBページで少しづつ
実践していきませんか?
しばらく続けてみて手ごたえがなかったりするならばやめて他の可能性を
探すことも可能です。気軽、そして気長にやってみましょう。
・有料コンテンツとしてのステップアップ
そしてある程度、自分の可能性のようなものを感じる題材にめぐり合えた
ら、今度はオリジナルのコンテンツとして"責任を持つ"ことにチャレンジ
してみましょう。
コンテンツ制作とはいっても、データーをお客に売ることに乗り出す訳で
す。その責任を自分なりに受け止め、改善できるところは改善していく姿
勢がまた自分の作品にもプラスになってくるはずです。
たとえそれが同人誌であっても、自らの作品に値段を付けてそれを売ると
いうのは、売れた時は感動的でもあり、またその時点でプロになったと言
えると思います。
しかしながら有料と無料というのは天と地ほどの差が有ります。
特にいままで無料でやっていたのをある点から有料にする・・というのは
基本的に非常に難しいものがあります。(当コンテンツも含めて・・)
しかしながらこれに関しては今は会社より個人の方に分があると言えます。
会社で制作するとなるとそれなりに大量生産、もしくは広告としての有効
性をアピールしなければ会社を維持し、社員を雇用するだけの力を持つこ
とが出来ません。映画やTV番組のような従来型のコンテンツではいろん
な面でインターネットはデメリットが多いのですから。
ですが個人でやってみて、上手くいけばアルバイト賃金程度になる・・と
いうレベルであれば、そんなに高いハードルでもありませんし、なにより
ニッチ産業(すきま産業)的な展開が非常に有効な分野でもあるのです。
まずはゲームにこだわらず、また無料での無責任な情報発信でもない新し
いスタイルを模索して欲しいと思います。
私もそんな思いで、このテキストやサイトを運営していきます。