• ゲームCGについて

    ということで、用語っぽいことを少しずつ解説していきます。
    まだまだ分からない単語もあるかもしれませんけど、ぜひ質問などお寄せくださいね。

    実際にゲームのグラフィックデザイナーとしてあまりCGの知識を求められていないという 部分があることを最初に言っておきたいと思います。というのも、実際には上手い人はやっ ぱり何を使っても上手い・・というのもありますが、下手にツールの特性に頼りすぎるのも 絵描きとして良くないということです。
    例えばペインターを使って上手い絵を描く人は、やっぱり使い慣れたツールを使いたがった り、チーフの指示に従わなかったり嫌々描いたり・・という状態になりやすいのです。です が最初からCGというものを知らない人ならば、確かにしばらくは大変かもしれませんが、 向上心・・というようなものが評価する側としても分かりやすかったり、教える人間との上 下関係がスムーズに築けるなどの面があります。

    ですから実際のゲームCGというのを意識する必要はないかと思いますが、なんでこんな作 り方をするんだろう?みたいなことをここで説明しておきたいと思います。まあ、なんでそ うするのかまで教えてる余裕はないですからね。(^_^;)

    <2D>
    単純に2Dはもちろんのこと、3Dでもテクスチャーなどで知っておいたことを書いていき ます。

    ■ 色数は16色で描いてね!
    なぜか16色以内でという指示をされたり、このパレットを使って描いて・・みたいなことを 言われます。その理由はそうすることで沢山描けるからです。
    ものすごく大雑把な例えになりますが・・画面の構成する点(ドット)にどういった情報が 入っているか?を考えてみましょう。それにはもちろん赤とか白とかの色が表示されて、そ れが集まって絵になっているのですが、それぞれに色の情報を入れていては画面を表示する だけで、大量の情報が必要に必要になるわけです。
    そこで圧縮という技術が必要となり、ありとあらゆる方法でゲームの情報を圧縮するわけで すが、最初から小さなデータになるように描けばコンピュータに負担をかけることなく小さ なデータの絵になるわけです。

    そして、その小さなデータの絵を描く代表的なのが16色で描くということ。
    もちろんその色数は少ないければ少ないほどいい訳ですが、コンピュータは16進といった単 位がよく使われます。0〜Fまでで構成された数字・・みたいなものですが、ドットにこれ らの番号を振り分けて”パレット”とよばれるところで、3は赤色、Bは青色・・と指示し て絵を描くような感じ・・・なんですが分かるかな?
    そしてこれ以上の色数で絵を描こうと思ったら、ひとつの点に対してさらにデータが必要に なってしまいます。もうひとつデータを足せば00からFFまでの256の種類をあらわすデー タになる訳です。フォトショップでいうところのインデックスカラーが256色なのもこれ で分かるかな?

    そんなに単純でもないのですが、256色使った絵を一枚描くデータで16色の絵が最低でも二 枚は描ける・・ということなんです。

    ■ フォトショップは使うな!
    やっぱりフォトショップを使っている会社ってまだまだ多いです・・というのも、昔PC- 98シリーズが普及していた時代もあったのですがPC−98というのはほとんど16色しか 表示できないというのもあってデザイナーはMAC・・という感じで移行した会社はフォ トショップを良く使っていたりプラグインが充実していたりするんです。
    そういう会社ではイヤでもフォトショップを使う羽目になるのですが、基本的にフォトシ ョップというのはゲーム用ではないために色々不都合が多いのです。
    ということで、フォトショップを使わない会社ではオリジナルツールなどを使うことも多 いのですが、フォトショップには不利な部分を紹介しておきましょう。

    ○インデックスカラーにすると白と黒が必ず入ってしまう
    これは結構大きな不都合なのですが・・今のバージョンはどうでしょう?しかしどちらに しても作った色の編集や調整などが非常にしにくい・・という点があります。
    ○アニメーション確認が出来ない
    アニメーションを確認するのが難しい・・という面があります。
    フォトショップを使っている会社はプラグインでカバーしていることもありますが、確認 するための数秒も積み重なると結構大きなデメリットです。
    ○減色が賢くない
    きれいに減色が出来ないというデメリットがあります。最近は少し良くなったらしいです が、画面解像度の荒いコンシューマーのゲームではちょっとした差が画面クオリティに大 きく差が出ます。
    ○スポイトに2ステップ必要
    あんまり信じられないことなのですが、フォトショップでドットを打ってる会社もあるら しいです。今では割合的には減りましたが、それでも16色で描くという場面もまだありま す。その際画面の色を拾うことが多いのですがスポイトのショートカットボタンを押しな がらクリックというのはステップはその時点で二つありウインドウズ系グラフィックツー ルで一般的な右クリックがつかえません。その為の2ステップですが、作業も多くなると 結構大きなロスだったりします。
    ○グリッド単位の表示や編集作業が大変
    データが出来てそれを最後に効率良く詰め込む作業・・というのがあります。
    グリッド(マス目)の単位で切り張りして効率良く詰め込んでいくのですが、フォトショ ップを使うとあるバージョンからコピーからペーストをすると勝手に新しいレイヤーを作 ってしまうのです。それで最後にレイヤーの統合などをしたりしなければいけないとか、 マスクを使って部分的にコピーするなどのことが出来ないなど編集にはかなり難がありま す。

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