• 道具を選ぼう

    CGテクニックの最初・・ということで、まずは道具について触れておきたいと 思います。まずはハードウェアの問題ですが、実質的にWINDOWS(以下WIN)系とマッキント ッシュ系(以下MAC)という二種類のコンピューターが主流になっています。
    地方によって浸透の度合いは違いますが、日本ではデザインの現場では古い機械のフォント 環境の問題があり、MACがかなり現場に入り込んでいます。
    じゃあMACの方がいいのかというとそうでもなく、ゲーム系やCGソフトなどは圧倒的にWIN の方が種類も多く選択の幅も広がります。
    実際のところ、MACを選んでしまうと、その時点で実質的にアドビやマクロメディア製品を中 心としたソフトウェアのラインナップしか選択の余地がなくなってしまいます。
    これらの会社のソフトウェアはプロフェッショナル用ということで特に高いものが多く、 それらを購入するとなるとそれだけで数十万という投資を強いられてしまいます。 多少操作が簡単なのでMACを薦める人もいますが、自分の作品制作のスタイルにあったツールを 見つけるという意味でも、ここではWIN環境であることを前提に説明させていただきます。

    ○ハードウェア
    基本的に10万円で買えるパソコンで十分ですね。グラフィックボードなど選択次 第で快適な環境を得られることもありますが、プロが一日中使っているぐらいで やっと元が取れるぐらいですので、気にすることはないでしょう。
    ・・ですが、メモリーの増設はしておいた方が無難かも。
    最近はNT系OSに切り替わったのである256Mほどにしておくのがオススメです。
    少し前のWIN9x系のOSの場合は128M以上積んでもあまり効果が出にくいので注意。 まあ今はメモリーも安いですけどね。 あとは描いた絵を取り込む”スキャナー”と手書き感覚で色が塗れる”タブレット” などもあると便利です。

    大容量メディアは近いうちに必要になるかもしれませんが、ハードディスクが大 容量化していますので当面は不自由はしないかな?

    最近は液晶モニターも安価になってきました。消費電力や目の負担などから、選択肢としては いいとは思います。
    でも、一応デザイナーとしてやるならば15インチのように小さな画面では、細かいところの アラが目立ちにくいので、出来れば大型のモニターを優先したいところです。

    またタブレット(ペン入力装置)なども最近は安くバンドルソフトが豊富なものも多いですから それらを考慮して選ぶのもいいでしょう。やはりWACOM製品が一番かな? それと同時にスキャナーなども安いので購入しておきたいと思います。手書きに関して自信が ない方も、資料整理などで欲しい場面もあるでしょうから損はしないでしょう。 ハードに関しては、CGデザイナーの立場から言えば本体よりその周辺機器で必要なものが 多いので、そちらを考慮した上で予算の範囲内で本体を選ぶのがよいでしょう。

    ○ソフトウェア
    ソフトウェアに関してですが、当サイトの方針としてソフトウェアに依存したTIPSなどは 書かない方針ですので、基本的には自分にあったものを探すことから始めます。
    一番大切なのは、あまりソフトウェア独自の機能に頼りすぎるな・・ということです。 ソフトウェアで実現することならそのソフトさえ持っていれば他人にも真似できることになってしまいます。
    ですので基本的に最初はフリーウェアで十分だと思います。
    それと同時にソフトウェアの性能には気を使ってみましょう。例えば減色などは手でパレットを編集する 訳にはいけませんから、クオリティを保ったまま減色できるソフトウェアというのは必要です。
    しかしこういったちょっとした違いには最初は目が行かないものですが、最終的な仕上げの差になって 現れるものですので、常により高いクオリティを目指す姿勢が大切です。
    これらの理由で他にも拡大縮小の性能といったものや、追加のフォントや素材など、クオリティアップの 為に必要と感じれば随時購入することをオススメいたします。
    もちろん3Dの場合も、レンダリング性能・アニメーションの編集の容易さで基本的には選ぶべきです。
    最近は入社を目指す会社が○○というソフトを使っているから・・・という理由で決める方も多いと思います。 これは確かに入社しやすい面もあったりしますので正しいとは思いますが、ソフトが使えるというだけで 入社してしまえば、ずっと歯車としてソフトウェアのおまけのような扱いを受けかねないと思います。
    こんな人がもし会社の使うソフトがなんらかの事情で変わってしまったときには自分の立場がなくなってしまいます。 大切なのは自分の作品をいかに高いクオリティで作れるか?ということなので、それを優先するするようにしましょう。

    それと最後にインターネットにつなぐ環境で企業に向けて送る作品を作るなら、ぜひウイルス対策ソフトの 導入はしておきましょう。これは必要不可欠なものです。
    もちろんウイルスの付いたファイルを企業に送るなんてことになったら、一生懸命制作した作品もいやがらせのように 思われても仕方がありませんよ。

    といったところで大切なのはソフトウェアやハードウェアではなく、いかに自分らしさが出せるか?です。
    パソコンといえどあくまで”道具”ですので、紙に描くときの紙や鉛筆や消しゴムを選ぶのと同じコトです。 いい鉛筆を使えばいい絵が描ける訳じゃないでしょう?初心者のうちは書き味のよい高い鉛筆や紙を使って 失敗しないように描くよりも、安いコピー用紙の束と普通のシャープペンシルなどで、ひたすら練習したほうが よいものです。まずは自分の道具を大切にしてくださいね。

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