• デッサン力は必要?

    どうもデッサンに関しては物がはさまったような書き方をしてしまいがちなので とりあえずハッキリ言ってしまおうかと思います。

    デッサン力なんか必要ありません。

    ゲームグラフィックというのは芸術でなんでもありません。
    ある種ポップカルチャーとも言うべき存在で、売れて目立つことの方が重要なん です。
    どうもとりあえずCGやるまでにデッサンやれ!という意見を鵜呑みにしてしま ってる人も多いようです・・・もちろん”上手い”方が就職しやすいのですが、 絵を描くという楽しさを忘れてゲームグラフィックはできないと考えています。
    それに完璧なデッサンやパースなんか3DCG環境ががあれば時間をかけて修正 を加え続ければ誰にでも出来る世界になってきてるんですから・・。

    ここでリチャード・ハミルトン
    ポップカルチャーの11の法則

    1. 人気があって
    2. 一時的で
    3. 消費的で
    4. 低予算で
    5. 大量消費される
    6. 若くて
    7. ウェットに富んで
    8. セクシーで
    9. まやかしっぽくて
    10. グラマラスな
    11. 儲け主義
    だそうだ。

    さて、ここで重要なのはデッサンをやるかどうか?より重要なこと以上にオタク 文化に従属しすぎていないか?ということです。
    ハッキリ言って自分の興味がないことに関しては徹底的に興味がないという人が 多いです。特にゲームやアニメが好きな人達は・・・
    そんな人達が無理にデッサン力をつけたところで、所詮かわいいオネーチャンキ ャラが上手く描けるようになるだけなんです。まあ、たしかにしっかりとしたデ ッサン力があれば命令されればなんでもそれらしく描ける訳です。企業としては 就職作品以外の絵を描かせてみようとしたらなにも描けませんでした・・という 自体にはなりにくいので、デッサン上手い人と言ってるだけなんです。

    それでいいの?

    まずは自分の作りたい作品というのを思い浮かべてみてください。
    マンガ家の○○先生みたいな・・・なんて言っていちゃ駄目なんです。その先生 とやらが発表してくれるのを待った方がいいです。わざわざなんで自分が苦労し て作品を作るのか?という意味がなくなってしまいますからね。

    大体の場合において作品制作を気軽に考えている場合が多い感があります。特に 最近のゲーム制作の現場では分業化が進みすぎて、どんなものでも描ける技量が なくてもそのまま現場では通用してしまったり、元々そんなオールマイティーな 技術が求められていない面も増えてきました。 しかし作品の方向性を任せられるような人材になるには、結局はどんなものでも 描ける技術が必要になってきます。その工程でデッサン力が必要になるかもしれ ませんが、必要になってからでいいのではないでしょうか?この際。

    前の話に戻りますが興味がないことには興味をまったく示さないのが今のゲーム 業界の志願者の悪いところ・・こういう輩には結局何を言ったところで興味はな かなか示してくれません。メカを上手く描けるようになってもらいたくて戦争の 話からガンダムを最初から見せてやっと興味を持ってくれるかどうかというとこ ろが実際ではないでしょうか?
    とにかく私が警告したいことは、とにかく何にでも興味を示してそれぞれの形や 動きを観察するクセをつけることです。考えるだけなら実際にプロとしての技術 や立場じゃなくても出来ることです。考えながら実際に描いて練習していくこと を繰り返すことが第一歩です。デッサンは勉強すれば効率的に上手くなりますが たとえ回り道になっても、いろんな物に興味を持ちつづけて描く事が楽しいとい う気持ちは失って欲しくないというのが私の本心です。

戻る