FLASHトレス法
さて今回は下絵から線画をトレスして絵を仕上げていく方法。

本来、ドロー系のツールであるFLASHとしては、もっともオーソドックスな方法のはずなのですが、 個人的にはいろいろ問題を感じているのでいままであえて解説しませんでした。というか出来ませんでした。

というのも、あくまで個人的な印象なのですが、この方法を使うにはいろいろ問題があって、普通にペイント したり修正したほうがいい部分がいろいろあったからなんですよね。

ではどこが問題なのか?

・線の勢い・タッチを表現しにくい。
 これに関しては好みや絵柄の問題が大きいのですが、FLASH自体の目的が元々”WEBでの容量の少ないアニメの作成” という部分が大きかったせいもあると思います。
どうしても必要な情報まで削ってしまうんですよね。それを表現するためには、太い線を使ったり、もう一本を引いたりして微妙な タッチを再現しなければいけません・・・これはちょっとメンドウすぎ。

・線をトレスするのと線画を取り込んで修正する方法の労力的差
ドローの利点として綺麗な線が引ける・・・というのはあるのですが、アニメにしない絵の場合などは特に綺麗にトレスするよりも 30分ぐらいかけてゴミ取りしたほうがよいなんて場合が結構あります。
最近ようやくタブレット&スマートスクロールによるショートカットのコントロールが体になじんで来たので、私自身はそろそろ 実践投入してもいいかな?と思いはじめているのですケド、最初からはマネしにくいのでオススメしにくいのです。
まあ比較対象としてイラストレーターを使ってトレスするよりずいぶんラク・・・というのはあるんですけどね。

・・・といったところでしょうか?
そこで私なりにこれらのデメリットを解消する絵の描き方をここで公開したいと思います。

まずは下絵を取り込みます。
これをトレスしやすいようにカラーセロファンを重ねたような状態の画像にしてやり、 下絵として取り込みます。
今回はラフの状態のものから直接トレスする方法ですが、通常はクリーンナップしたものを 取り込んで、丁寧にトレスしたほうが、結局早いと思います。
下絵を元にザクザクとトレスしていきます。
ここではタッチはなくとも線の勢いは残せるように・・・というのが大きなポイントだと考えていますので あまり細かいところは気にしないように。
大体これぐらいになったら一応トレスの第一段階は終了。
かなり荒いと思います。(SWF形式なので右クリックメニューなどで拡大してみてください。)
そうしたら今度は修正作業です。
どうしても修正作業というと線を綺麗にしたり、余分な線を消したり・・・というイメージが強いのですが、 あくまでタッチを足す感覚で線を追加していきます。その際に余分な線だと思ったら削除したり、繋がってない線などを いい形で繋ぐイメージで作業を進めましょう。
実はここで以下の作業をするつもりでした・・・けど時間的にタイムアップ。 私の感覚ではセル塗り風のCGのメイン工程は出来れば3時間以内に収めたいというのがあります。これ以上かけてしまう ようだと普通に塗った方が早い・・みたいな感じになってしまいますから・・・。今後も精進して以下の工程も出来るようになります。

<予定工程> 線に最低限必要なタッチを追加してやります。
ここでタッチを追加したい線を選択し、(修正)(シェイプ)(線を塗りに変換)を使って塗りの扱いにしてやります。 塗りになったところで線を引っ張ってやって手軽にタッチをつける訳です。
ちなみに画面全体の線を一気に塗りに変換する・・・というのはどうやら複雑な絵では上手くいかないようです。 なにかよい方法はないかなぁ?

ここまで出来たらあとはいつもどうり彩色してやりましょう。
この方法では上手く繋がっていない部分や入れたタッチ線で塗り残しが出てきてしまう場合が多いと思います。
まずは単色で別レイヤーにブラシで大雑把に塗ったら、線の描かれたのレイヤーを全選択>カット>同じ位置にコピーなどを 使い、はみ出したところを塗りつぶす・・・などすると簡単ですよ。

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