(2005年01月29日)
いよいよハードウェア編です。
基本的にコンピューターというのは時間と共に値下がりします。ですのでここで書いたモノが
単純に値下がりしなくていいというのではなく、とりあえず揃えておけば同じモノの性能が
上がったり、値段が下がっても作業に問題がない〜つまりちゃんと使っていれば損したと感じ
にくいものです。
またデザインや予算などもあるでしょうから基本的には自分がいいと思ったものを、買いたい
時に買うのがいいですよ。
ちなみにこの記事を読んで購入して損したという苦情はうけつけません。あしからず。
またかなり専門用語が多くなってますので、少しづつ説明や補足をつけていきます。
・デスクトップかノート型か?
さて、このサイトでは基本的に絵が描ければ、ゲーム本体はオーサリングツールも使えるし、効果音も
フリーのものが使えるのでゲームは出来る・・という考え方のもと、CGデザイナーを目指す人向けの
コンピューター選びというのを考えていきます。
そうなるとまずコンピューターはディスプレイ環境が重要になってきます。まずそこを中心に考えて
いきましょう。ディスプレー環境に関しては大きく分けて2つの要素があります。
■モニターの種類と性能
基本的にモニターというのは時間が経っても性能が落ちて使い物にならなくなった・・ということがありません。
ですので基本的にいいものを・・ということになるのですが、あまりいいものでも性能差は初心者には
感じられないことでしょう・・微妙すぎますからね。
それでも基本的には17インチ以上を選びましょう。出来れば19インチ。
またモニターは従来のブラウンカン型のものと液晶型のものの二種類があります。
かなり液晶の質も上がって来ましたので、最近のものはよっぽど安いものでなければ大丈夫だと思いますが、やはり
フラットディスプレーのようなブラウン管型にはまだ及ばないものが多いです。
じゃあブラウン管型?というとそうでもなく、初心者にとって"長時間モニターを見る"というのは相当に目が疲れるものです。
基本的には液晶型をオススメしますが、予算的に厳しいようならばブラウン管型のモニターをあえて選ぶのもいいのではないでしょうか?
・中古はオススメしません。これは使い込めばある程度いいものでも滲むようにボケていくものですから。
液晶の場合もドット抜けがあるか確かめられるメリットはありますが、古い液晶は性能的な進化がありますからね。
・パソコンに繋げる家庭用液晶テレビもオススメできません。基本的には動画と静止画の性能の両立がまだ難しくどうしても高くなりがちだからです。そういったことからも家庭用TVの出力は"動画に向いた液晶"になっているので静止画ではイマイチのことが多いからです。
■ビデオカードの性能とデュアルモニター環境
みなさんは画面の解像度はどれぐらいで使ってますか?基本は横1024ぐらいで1280の人もいるぐらいかな?
ただこれって結構画面の比率が変わってくるんですよねぇ。
またゲームの画面の主流は横800だったり、ドット絵というのは非常に大きく荒いものが多いです。これは画面を書き換える都合で
どうしても大きめになってしまうのですが、その小さな画面のクオリティを上げるには出来るだけ近い解像度で作業するのがいいんですよね。
最初の頃はあまり考慮する必要もないかもしれませんが出来るだけレベルの高いCGを作成するにはデュアルモニターなどの2画面環境というのはゆくゆくは実は重要になってきます。
その為にはデュアルモニター環境を意識したビデオカード選びや変更、2台目のモニターなどもあるといいでしょう
ただ初心者がいきなりデュアルモニターを意識する必要もありませんけど、そういうものもあるってことです。
・パソコン本体
ということで、ようやくパソコン本体の話。
性能的には今新品で売られているパソコンなら何でもいいです。むしろ5万円ぐらいで売られている廉価な組み立て済みパソコンのようなものの方が、自作パソコンに近くて拡張性がよかったりすることがあったり。私の今のパソコンもベースは1年前に買った5万円のパソコンです。
で、上記のことを考えると基本的には拡張性が高く廉価なパソコンがオススメ!ということになるのですが、初心者がそこまで使いこなせるかどうかの問題も実はあったり。
何台もパソコンがあってもしょうがないですから、とりあえずメーカー製のノートパソコンを購入して当面はそれを使い、環境的にノートパソコンでは不便を感じて来たら強化したデスクトップ型を使うぐらいのほうが、オークションやショップに古いパソコンを中古として売りやすい部分でメリットはあるかもしれませんね。
・チェック・拡張ポイント
・メモリー
特に大きな2DCGなどを描く場合はそれなりにメモリーを消費しますのでメモリーの増設はある程度しておくといいでしょう。とはいっても標準(256Mぐらい?)でもゲームグラフィックを描く程度にはまったく問題はありませんが、512M程度まで増設しておけばいいでしょう。
・デュアルモニター可能なグラフィックカードと拡張スロット
これは結構後で困ることが多いんですよね。需要があまりないので選択肢が少なめで・・。特にオンラインゲームやりたさで3D環境の性能のよいものを選びがちなんですよねぇ・・ゲーム好きって。
最近はいいグラフィックカードは本当に高いのですし、好みの色調というのもありますから一概には言えないかな?
・バックアップ環境
DVDRAMがあるといいのですが・・CD−Rでも十分でしょうし、なんかこういうバックアップ環境って正直、違法コピーユーザーの温床になるんじゃないかと思うのでない方がいいぐらいだと思います。あったら使いたくなるでしょ?
・キーボード
マウスはすぐ壊れるので買い換えることが前提になると思いますが、キーボードは別売りのものでいいものは高くつくし、メーカー製のパソコンは比較的この辺がしっかりしているので、こういう部分やデザインで選ぶのがいいかも。
・周辺機器
実は一番高くつきそうな周辺機器。出来れば欲しいものを購入のポイントと共に書いておきます。
・マウス
マウスは意外によく壊れるしよく使うので、一番握りやすいものを探すところからはじめたいところ。
特殊なメーカー製のマウスに慣れちゃうと買い換えるにしても高くついちゃったりしますしね。
光学式でカウント切り替え式のマウスかな?ワイヤレスも随分安くなりましたが、結構使うので電池切れが
心配だし、電池の重さもありますから買い換えたときの感覚の違いが意外に出ちゃうかも。
あとトラックボールなどが付いたりすることで上下左右のスクロール機能のあるマウスがありますが、
ソフトによってはかなり重宝します。試してみては?
・タブレット
2DCGをやるなら絶対欲しい。ペイント作業の効率が全然違いますからね。基本はワコム製品かな?
値段は予算とバンドルソフトの好みで好きなものを。但しソフトの体験版とかミニとかは使えないものだと
考えてもいいものなので数でつられないように。
大きい方がいいようだけど、小さい方が動かしやすかったり結構慣れの問題かも。なお初心者には性能差は
感じにくいので廉価なもので十分だと思います。
液晶タブレットという選択肢もあるのだけど・・・いまいちオススメしにくいんだよねぇ。高いしモニターの
性能がいまいちだったり。
・スマートスクロール
ワコム製の補助デバイス。左手用トラックボールとショートカットボタンなど。
個人的にはFLASHを使うときにはかなり便利。ただそれ以外のソフトだとイマイチだったり。
フォトショップやFLASHなどで右手にペンタブレットを持ったときに下がった作業効率を上げる為のものだと
考えた方がいいかも。
・外付けハードディスク等の増設ドライブ
パソコンを買ってすぐには必要ないけど、ある程度したら早めに買って作ったデーターなどはこういった
ドライブに入れておくのがいいでしょう。
パソコンだって長く使えばいずれは壊れる可能性があるわけだし、ある日突然動かなくなってしまったときに、
作ったデーターをパソコンのハードディスク一台に入れていては修理に出したときのトラブルや再インストール
などの対処をしにくいですから。
要するにある日パソコンが完全に壊れちゃったら、新しいパソコンを買って、それにデーターの入ったHDDを
繋ぎなおすだけで完了!といったことを出来るようにしておきましょうということです。
・複合機
最近はパーソナル複合機(プリンターとスキャナーが合体したもの)などもかなり安くなりました。
プリンターは性能向上やカートリッジの汎用性や価格の変化などの問題があるので別々にという考え方もアリでしょうが、
置く場所の問題もありますし、CGなどのデジタルがメインの環境ならば、性能的にはすでにどれを買っても必要十分だといえるでしょう。
予算的に買えるならば複合機はオススメです。コピー機能って鉛筆書きのラフを手軽にコピーして必要な線を考えたり
するのに役立ちますからね。
もし予算的に買えないというならば、スキャナーはとりあえず必要になりそうなので安い中古のスキャナーを探してみるの
もいいでしょう。プリンターの性能はどんどん上がっていますが、スキャナーはモノクロ線画が取り込めればとりあえずいいですからね。
・USBハブ
いろいろ繋ぐとUSBのポートが足りなくなりがちなので、買ったパソコンのポート数と買った周辺機器数に応じてハブを購入しておきましょう。